『おススメの台湾映画はある?』
『面白かった台湾映画は?』
といった疑問に僕が今まで見た中で、一番おススメの台湾映画を
ご紹介します。
これまでに面白そうな台湾映画は色々見ましたが、
今回紹介する映画が僕の中では一番好きでおススメです。
一番おススメの映画と合わせて、記事後半では見て面白かった
他の台湾の映画作品も紹介してます。
ひとつでも『見てみたい!』と思う映画があれば、是非見てみてください。
この記事の目次
一番面白かったお勧め台湾映画は?
結論から言いますと、今まで見た台湾映画で一番おススメの映画は
『私の少女時代(我的少女時代)』という映画です。
映画の予告編です。
台湾で、興行収入4億台湾元(約12億6,600万円)を記録してます。
こんなにヒットしていると知らずこの映画を見ましたが、
自分の中での想像を超えた面白さで次の日も見てしまっていました。
こんなこと中々ないので、自分でもびっくりです。
タイトルからして絶対にハマらないだろうとどこかで思っていましたが、
決めつけはダメですね。すいません。
その後も、定期的に無性に見たくなる映画です。中毒性がありますね。
すごい良い映画なのに、映画のおススメランキングなどで
あまり取り上げられていないので不思議です。
もっと取り上げられてもおかしくないと思います。
そんな『私の少女時代』の良い点を、ただただ紹介していきます。
※少しネタバレも含まれると思うので、嫌であれば飛ばしてください。
ベタなストーリーだが面白い
【映画のあらすじ】
仕事も恋愛も空回りばかりしているOLのリン・チェンシン(主人公)。
全てのことに嫌気がさしていた彼女はある日、ラジオから
青春時代のアイドル、アンディ・ラウの曲が聞こえてくる。
高校時代に一緒に過ごした二人の男子の事を思い出す。
地味でドジな少女と不良少年とのベタな青春恋愛ストーリー
なんですがこれが非常に面白いです。
くさいセリフで、見ていて痒くなるような事もなく引き込まれてしまいます。
笑いもあり、『ウルっと』感動する場面もありで退屈しません。
映画中に散りばめられた伏線も後半にしっかり回収します。
最後、ここでこう繋がってくるのかと思いましたね。
見終わった後は、毎回ほっこりなってしまいます。
魅力的な出演者
出てくる出演者がとにかく魅力的です。
特にメインの二人がいいですね。
主人公の少女チェンシンを演じる宋芸樺(ビビアン・ソン)は、
最初の登場シーンは、髪ボサボサで眼鏡して地味なんですが
徐々に成長して素敵になっていきます。
ショートヘアーにして眼鏡を外してのシーンでは、
美少女に見事に変身していてかわいいです。透明感がすごいです。
不良の男子役を演じる王大陸(ワン・ダールー)も
高身長で間違いなくイケメンです。
男気のある行動で、更にかっこよく見えてくるはずです。
男の僕でもカッコいいと思いました。笑
他に台湾版の「イタズラなKiss」で主演して映画内では
男性アイドル的な立場の李玉璽(ディノ・リー)
とストーリーを引き立てる魅力的な出演者がたくさん出てきます。
日本の懐かしさも感じられる
この映画は1990年代の台湾が舞台ですが、どこか
昔の日本を感じさせられます。
携帯も普及していない時代なので、相手の家に電話したり
手紙のやり取りしたりと『自分が学生の時もこんな感じだったな』と
共感ポイントが所々でてきます。
30代~40代くらいの人には、特に懐かしい感情を抱くと思います。
また、内田有紀、酒井法子、金城武といった日本の有名人の名前が
出てきたり、スラムダンクの桜木花道が映っていたりと、
日本のものが映画内で出てくるのも嬉しいですね。
主題歌が名曲
主題歌を歌っている田馥甄(ティエンフージェン)の「小幸運」が
とにかく良い歌で名曲です。
YouTubeで台湾の楽曲で初めて、再生数が1億回を突破した曲でもあります。
2020年4月時点で、1億8千万回以上再生されています。すごいです。
この曲のタイトルですが『小さな幸せ』という意味です。
タイトルを見ると、何となく意味も分かるタイトルですよね。
これを聴くと映画のシーンを思い出しますね。
この曲を歌っている田馥甄(ティエンフージェン)は、
S.H.E(エスエイチイー)という女性3人組のグループでも活動してます。
CDが欲しいと思っていた所で、奥さんがこの曲が収録されている
映画のサントラをプレゼントしてくれました。
めっちゃ嬉しかったです。
映画好きには、かなり満足できる商品です。
「小幸運」はよく聴いてます。
この映画の残念な点 ※ネタバレあり
残念な点は、キャストが現在と過去(高校時代)で違う事です。
この物語ですが、30代の女性の高校時代の時の回想シーン(1990年代の台湾)が
ほぼメインで描かれています。
なので、現在と過去とで違う方が役を演じているのですが、
回想シーンから現在に戻った時に、明らかに違うので違和感を感じます。
ちなみに現在を演じた陳喬恩(ジョー・チェン)、
言承旭(ジェリー・イェン)は、台湾でも知名度のある俳優さん方です。
特に言承旭(ジェリー・イェン)は、日本でも有名な『花より男子』の
台湾版『流星花園』で主役の道明寺司役を演じています。
そんな有名な方が演じてくれても、やっぱり
メインの二人にそのまま演じてほしかった。
メインの二人が魅力的だったので、余計そう思ってしまうのかもしれません。
ただ上記の残念な点を考慮しても、個人的には
かなりおススメできる映画です。
まだ、見たことない人がいれば是非見てみてください。
その他面白かった台湾のおススメ映画
他にも日本語字幕のある台湾映画はいろいろ見たと思います。
『私の少女時代』以外で、特に面白かった映画を3つご紹介します。
あの頃、君を追いかけた
1つ目は、『あの頃、君を追いかけた』です。
個人的にこの映画は外せません。
『私の少女時代』と同じくらい面白いです。
台湾映画でおススメのランキングでは、常連の作品ですね。
2018年には日本でもリメイクされて映画になったので
知っている人も多いかもしれません。
一番おススメな映画で紹介した『私の少女時代』は、主人公の女性目線で
物語が進みますが、『あの頃、君を追いかけた』は主人公の男性目線です。
二つとも青春ラブストーリーの作品でどこか通じるものがありますね。
最後は自分の予想と違って、良い意味で期待を裏切られます。
誰もが一度は思う「あの時こうしてたら」と色々考えさせられる映画です。
下ネタも結構多いので、家族で見ると
気まずい雰囲気になる可能性がありますね。
下ネタもそうですが、日本の青春映画では描けないような描写が
描かれているのが新鮮さを与えるのかもしれません。
『私の少女時代』でも出てきましたが、この映画でも
スラムダンクの桜木花道が出てます。
台湾だと知名度のあるアニメなんだと思います。
日本の事がちょこちょこ出てくるのは嬉しいですね。
台湾を代表する青春映画の一つだと思います。
最初に映画を見た際は知らなかったのですが、
この映画は実話を基に作られていると奥さんが教えてくれました。
まさか実話を基にしてたとは驚きです。
KANO~1931海の向こうの甲子園~
2つ目は、『KANO~1931海の向こうの甲子園~』です。
事実を元に作られた映画で、日本が台湾を統治していた時の
台湾の嘉義農林学校(かぎのうりんこうこう)が甲子園に出場し
勝ち進んでいくストーリーが映画で描かれています。
ちなみに、タイトルの『KANO』は高校の名前から取られたものです。
監督になった厳しい近藤兵太郎(日本人)の元で、台湾原住民、漢人、
日本人が一緒になって成長し強くなって試合を勝ちあがっていく
姿はジーンとくるものがあります。
日本が統治していた時代なので、セリフも日本語が多く使われていますし
永瀬正敏、大沢たかお、坂井真紀といった日本の俳優陣も出演しています。
日本が大きく関わっている映画なので、見て損はないかと思います。
映画の時間が約3時間と長いので、初めて見た時は遅い時間から
見始めたのもあって最後まで見れずに寝てしまいました。
その後、しっかり時間を取ってみましたが面白かったです。
ちなみに映画内で監督として出てくる近藤兵太郎の生涯を描かれた
書籍も出ています。
光にふれる
3つ目は、『光にふれる』です。
視覚障害を持つピアニストの黄裕翔(ホアン・ユィシアン)と
ダンサーを目指す女性チャン・ロンロンがお互いに励まし合いながらも、
夢に向かって奮闘する姿を描いた作品です。
映像も綺麗で、母親の愛、仲間との友情も描いており、
見終わった後は優しい気持ちと前向きになれる映画です。
実際にピアニストとして活躍している黄裕翔(ホアン・ユィシアン)が
本人役で出演しているので、リアリティがあります。
ピアノ演奏シーンは見入ってしまいますね。
この記事のまとめ
おススメ映画を紹介してきましたが、まずは『私の少女時代』を見てない方は
本当におススメなので是非見てみてください。
この記事で紹介した映画作品は、U-NEXTで視聴できます。
僕も最初はU-NEXTで上記の映画を見ました。
見た後に気に入った『私の少女時代(我的少女時代)』と
『あの頃、君を追いかけた』はDVDを購入しました。
『私の少女時代(我的少女時代)』は、U-NEXTで視聴する際に有料でしたが
今では無料で見れるのでいいですね。※2020年9月時点
まだ登録したことがない方であれば、31日間無料で試すことができるので
お得に利用ができます。
『私の少女時代』
『あの頃、君を追いかけた』
『KANO~1931海の向こうの甲子園~』
『光にふれる』