今回は、前回の続きでボポモフォの『子音』について解説します!
前回のボポモフォの『母音』については、以下の記事を参考にしてください。
この記事を読む事で、ボポモフォの子音を
どうやって発音すればいいのかわかります。
毎日少しづつでも、できるように繰り返し練習していきましょう。
ボポモフォ子音「21個」の音を覚えよう
ボポモフォの『子音』は、以下のように21個あります。
『ㄅ』 『ㄆ』 『ㄇ』 『ㄈ』 『ㄉ』
『ㄊ』 『ㄋ』 『ㄌ』 『ㄍ』 『ㄎ』
『ㄏ』 『ㄐ』 『ㄑ』 『ㄒ』 『ㄗ』
『ㄘ』 『ㄙ』 『ㄓ』 『ㄔ』 『ㄕ』 『ㄖ』
最初は、よく分からない記号が並んでいる風にしか見えないと思います。
学習してい上で、少しずつ読めて発音もできるようになるので安心してください。
ボポモフォの子音ですが、以下の5つの方法で発音します。
ここでは『こんな発音方法があるんだ』程度で大丈夫です。
細かい部分は、個々の子音の所で解説していきます。
息を外に強く出さないで、口の中で響かせて発音する音です。
口の前に手のひらを持ってきて、発音した時に手のひらに息が当たらなければOKです。
息を『パッ』と強く出して発音する音です。
口の前に手のひらを持ってきて、発音した時に手のひらに息が当たればOKです。
それでは、子音を一つ一つ細かく解説していきます。
これから紹介していく発音記号ですが、左側に記載しているのがボポモフォ(注音符号)で、
右側にピンイン(拼音)も記載していきます。
例えば、『ㄅ:b』とあったら、左側の『ㄅ』は台湾で使われているボポモフォ表記で
右側の『b』は中国本土で使われているピンイン(拼音)表記です。
イメージしやすいように、日本語で読み方も振っているので参考にしてくださいね。
口の形や舌の位置など重要なので、意識して発音の練習をしてみましょう。
ㄅ:b(無気音)
唇を閉じた状態から『ぶ(ぁ)』と発音します。
無気音なので、外に息は出さずに口の中で響かせます。
口の前に手のひらを置いた時に、手のひらに息は当たりません。
ㄆ:p(有気音)
唇を閉じた状態から、息を強く破裂させるように『ぷ(ぁ)』と吐きながら発音します。
有気音なので、口の前に手のひらを置いた時に手のひらに息が当たります。
ㄇ:m(鼻音)
唇を閉じた状態から『む(ぁ)』と息を鼻から出すように発音します。
ㄈ:f(摩擦音)
前歯の先を舌唇の内側に軽くつけて『ふ(ぁ)』と息を吐いて発音します。
英語の『F』を発音する時と似ています。
ㄉ:d(無気音)
舌先を前歯の裏に置いた状態から『ど(ぁ)』と舌を弾いて
外に息は出さないように口の中で響かせて発音します。
無気音なので、口の前に置いた手のひらには息が当たりません。
ㄊ:t(有気音)
舌先を前歯の裏に置いた状態から『と(ぁ)』と舌を弾いて
外に強く息を吐きながら発音します。
有気音なので、口の前に置いた手のひらには息が当たります。
ㄋ:n(鼻音)
舌先を前歯の裏に置いた状態から『ぬ(ぁ)』と舌を弾いて
息を鼻から出すように発音します。
ㄌ:l(有声音)
舌先を前歯の裏に置いた状態から『ろ(ぁ)』と舌を弾いて
声帯を震わせながら発音します。
ㄍ:g(無気音)
舌の後ろを持ち上げて上あごにくっつけた状態から
『ご(ぁ)』と喉の奥から口の中で響かせるように発音します。
無気音なので、口の前に置いた手のひらには息が当たりません。
ㄎ:k(有気音)
舌の後ろを持ち上げて上あごにくっつけた状態から
『こ(ぁ)』と外に強く息を吐きながら発音します。
有気音なので、口の前に置いた手のひらには息が当たります。
ㄏ:h(摩擦音)
口を軽く開けて、喉の奥から『ほ(ぁ)』と発音します。
舌の奥の方を上げることで、息の通り道が狭くなって
息と喉を摩擦させるイメージです。
ㄐ:j(無気音)
口を横に引いて歯のすき間から『じ(ぃ)』と静かに発音します。
無気音なので、口の前に置いた手のひらには息が当たりません。
ㄑ:q(有気音)
口を横に引いて歯のすき間から『ち(ぃ)』と息を強く吐きながら発音します。
有気音なので、口の前に置いた手のひらには息が当たります。
ㄒ:x(摩擦音)
口を横に引いて歯のすき間から『し(ぃ)』と発音します。
ㄓ:zh(無気音)
舌先を反り上げて、上あごに少しつけた状態から
『じー』と口の中で響かせるように発音します。
『づー』とも聞こえるかもしれません。
無気音なので、口の前に置いた手のひらには息が当たりません。
ㄔ:ch(有気音)
舌先を反り上げて、上あごに少しつけた状態から
『ちー』と息を強く吐きながら発音します。
『つー』とも聞こえるかもしれません。
有気音なので、口の前に置いた手のひらには息が当たります。
ㄕ:sh(摩擦音)
舌先を上あごにそり上げた状態から『しー』と発音します。
舌先は上あごには付けません。
ㄖ:r(有声音)
舌先を『ㄕ』の時よりも、気持ち奥よりにそり上げた状態から『りー』と発音します。
クリアな『り』ではなく、『じ』のような濁音が付いた音に聞こえます。
ㄗ:z(無気音)
歯を閉じ口を軽く横に引いて、舌先を上の前歯の
付け根あたりに付けて『づー』と発音します。
発音する際に、舌先が少し離れます。
無気音なので、口の前に置いた手のひらには息が当たりません。
ㄘ:c(有気音)
歯を閉じ口を軽く横に引いて、舌先を上の前歯の付け根あたりに付けて
上下の歯のすき間から『つー』と息を吐きながら発音します。
発音する際に、舌先が少し離れます。
有気音なので、口の前に置いた手のひらには息が当たります。
ㄙ:s(摩擦音)
歯を閉じたまま口を横に引いた状態から『すー』と発音します。
ボポモフォ子音の補足説明
お疲れさまでした。21個の『子音』の発音は異常です。
以下のサイトで、ボポモフォの母音、子音の音声を聞けるので参考にしてみてください。
発音記号をクリックすると、音声も流れるので覚えやすいです。
母音の時と同じようにYuriさんという方が、ボポモフォについて分かりやすく解説されています。
口の形など参考にしてみてください。子音は34秒辺りから解説されてます。
いかがだったでしょうか?
『子音』の数は母音よりも多いので、大変だったかもしれません。
一回学んだだけでは、絶対に覚えられないので何回も繰り返し学んでいきましょう。
正しいやり方で継続していけば、必ずできるようになりますからね。
母音の学習がまだという人は、こちらも参考にしてみてください。