『台湾華語を勉強するのにオススメのテキストは?』
『どんなテキストを選べばいいの?』
などなど、台湾華語を勉強しようと思っている方は、
疑問に思う方も多いと思います。
僕も台湾華語(中国語)を学ぶ上で、これまで色々なテキストを買いました。
この記事ではそんな経験から、初級者の方に
お勧めの台湾華語のテキストをご紹介します!
また記事の後半では、初級者の方がどんなテキストを選んだ方がいいのか
についても紹介しています。
この記事を読む事で、初級者の方にオススメのテキストがわかり
どういうテキストを選んだ方がいいかわかるはずです。
この記事の目次
初級者におススメの台湾華語のテキスト3選
それでは早速、実際に使ってみて初級者の方に良いと思った
おススメのテキスト3つをご紹介していきます。
日本人のための実用中国語(日本人的實用中國話)
1つ目は、『日本人のための実用中国語(日本人的實用中國話)』です。
小原小百合さんという日本人の方が編著、録音したテキストです。
テキストですが、発音記号+10項目で構成されています。
1.日常用語編
2.基本単語編
3.外出編
4.ショッピング編
5.家庭生活編
6.郵便編
7.銀行編
8.医療編
9.ビジネス編
10.簡単な文章編
基礎的な単語から場面ごとの使えるフレーズが紹介されています。
台湾人の奥さんから、これは台湾ではあまり使われないという表現も
いくつかありましたが、台湾でも問題なく通じます。
最初は気にせずに学習していってもらえれば大丈夫です。
構成もシンプルでわかりやすいので、初級者の方は学習しやすいと思います。
ちなみにこのテキストは毎日必ず自己学習で使っています。
がっつり使っているというわけでもないですが、一日に1フレーズは
必ず練習するようにしています。
やり方としては、今日1ページ目のAのフレーズをやったとすると
明日はAのフレーズにプラスしてBのフレーズという具合に
毎日増やしていきます。
次のページに跨いだら、また同じようなやり方で一から練習していきます。
日を重ねるにつれて練習するフレーズは多くなっていくやり方ですが、
一日に練習する目標はあくまで1フレーズです。
疲れていたら、その日に練習するべき1フレーズで終わりです。
毎日続けるために「1フレーズだけ」とハードルをかなり落としてます。
1日1フレーズだけなら僕でも続けられるので、少しずつですが、
確実に新しいフレーズを使えるようになっていってます。
少し話が勉強方法にそれてしまいましたが、
フレーズや単語のテキストであれば、同じようなやり方ができます。
興味をもった方は試しにやってみてください。
語学学習/ 説出好中文 台湾版 ペラペラ中国語
2つ目は、『語学学習/ 説出好中文 台湾版 ペラペラ中国語』です。
このテキストは、大きく以下の項目に分かれています。
発音記号と四声に関しても、数ページ程収録もされています。
1.生活
2.場面(シチュエーション)
3.話題
4.場合
5.レジャー
最初に紹介した『日本人のための実用中国語』と同じように
シチュエーション事に使えるフレーズが紹介されています。
この本の良い所は、使えるフレーズのみを紹介しているだけではなく
フレーズに対しての回答も記載している箇所が多い事です。
例えば、
A. 明日の休み何しますか?
B. 図書館へ行きます。
無機質にフレーズを覚えるのではなく、シュチエーションが
少しでもあった方がイメージもできて覚えやすいと思います。
上記のような簡単なやりとりでも、型を覚える事で実際に
同じように聞かれた時に"図書館"の部分を『ショッピングモール』や
『公園』などに入れ替えて応用する事ができます。
また、付属のCDにはMP3の音声と更にMP4の動画も収録されています。
MP4の動画も収録されているのは結構珍しいですよね。
動画では、テキストのフレーズが入っています。
動画では台湾の発音記号の表記がないのが少し残念ですが、
動画が収録されているだけでも親切でいいですね。
旅の台湾華語 伝わる会話&フレーズブック
3つ目は、『旅の台湾華語 伝わる会話&フレーズブック』です。
2つ目に紹介した『説出好中文 台湾版 ペラペラ中国語』と
同じ方が書かれた本で2019年に発行された比較的新しい本ですね。
書かれた方は、樂大維さんという台湾出身の方です。
この本ですが、以下のような大きな項目で構成されています。
1.台湾と台湾華語の発音
2.シーン別 旅行会話
3.台湾の事をもっと知るための雑学&フレーズ
こちらの本では、基本的な発音も学べるように
発音記号に関しても17ページ程収録されています。
発音も勉強したい方は、紹介した3冊の中でこの本が一番充実しています。
また、イラストも多く使われているのが良い点ですね。
シチュエーション毎に会話のやり取りの場面をイメージしやすいです。
本の後半では、台湾の文化や歴史なども紹介されていて
本のタイトルの通り、これから台湾へ旅行する人にもお勧めですね。
CDは付属していませんが、PC、スマホ、タブレット端末に
音声をダウンロードして聴くことができます。
本も182ミリ×134ミリのB6版サイズなので、持ち運びもしやすいです。
台湾華語のテキストは、どんなのを選べばいいの?
初級者の方が台湾華語のテキストを選ぶ際に、
欠かせないものがあると思っています。
おススメした3つのテキストは、これから紹介する基準を全て満たしています。
初級者の方で、紹介したテキスト以外で選ぶ際は参考にしてみてください。
カタカナ表記のないもの
1つ目は、カタカナ表記のないものです。
全くの初級者の方が上記で紹介した本を見ると、
恐らく『どう読めばいいかわからない』と思う人が多いと思います。
最初は何もわからない状態なので、知らない記号で
読み方が振ってあっても読めないのは当然です。
そこで、取り組みやすいカタカナ表記で読み方を振っている
テキストを選びたくなる気持ちもわかります。
ただ、最初にしっかりとした発音を覚えていった方が、
遠回りのようにみえて近道です。
※短期で台湾旅行を計画していて、そのために少し学びたい方であれば
カタカナ表記があるものでいいと思います。
なぜカタカナ表記が良くないのかというと、
リスニング、スピーキングの際に問題が出るからです。
台湾華語(中国語)には、日本語にはない音や舌の動き、口の形などがあるので
日本語読みで当てこめようとすると、それっぽい音にはなりますが
細かい部分で無理が出てきます。
また日本語読みで覚えてしまうと、伝わらなかったり変な発音の仕方が
身についてしまい、発音を直すのに余計に時間が
かかってしまう場合もあります。
間違った発音で覚えてしまうと通じないですし、異なる音で覚えているため
相手の言った事も理解する事ができません。
なので最初は大変ですが、しっかりした発音を身につけるのは重要です。
もし既にカタカナ表記のあるテキストを持っている方は、
その表記を全て鵜呑みにせずに、あくまで参考程度にしてください。
どう発音したらいいかわからないという場合に『チラッと』見て
『こんな発音かな』とイメージする感じです。
ボポモフォ(bopomofo)の記載がある
2つ目は、ボポモフォ(bopomofo)の記載があるものです。
ボポモフォ(bopomofo)は何かというと、台湾独自で
使われている発音記号のことです。
上の写真の赤枠で囲まれている記号で、注音符号(ちゅういんふごう)
とも呼ばれます。
この記号がわかれば、どうやって発音したらいいかわかるという事ですね。
真剣に台湾華語を勉強したいのであれば、台湾で使われている
ボポモフォ(bopomofo)を覚えた方がいいです。
最初は意味の分からない記号にしか見えないので非常にとっつきにくいですが、
独学でも身に着ける事はできます。
ボポモフォ(bopomofo)を覚えたい方に向けてまとめた記事です。
CDなどで音声が聴ける
3つ目は、CDなどで音声が聴けるものです。
音声は絶対あった方がいいです。
特に台湾華語(中国語)は発音が難しいので、音声無しで学習した場合
知識はつきますが、全然違う発音で覚えてしまう可能性があります。
そうなると少し前に紹介したように、間違った発音で覚えてしまい
言った事が通じなかったり、相手の言った事が
理解できないというような状況になります。
せっかく勉強したのに、間違って覚えてしまうのは嫌ですよね。
なので、正しい発音の音声を繰り返し聴けるように、
CDなど音声が付いているものを選びましょう。
日本語訳の記載がある
4つ目は、日本語訳の記載があるものです。
最初に初級者の方が学習に取り組む際は、
わからない単語やフレーズばかりだと思います。
その際に日本訳が記載されていないと、辞書などで
その都度調べる必要があるので手間ですし時間がかかりますよね。
日本語訳が記載されていれば、すぐに訳を見て意味を理解できて楽です。
最近では、少しづつですが日本で買える台湾華語のテキストも
増えてきているので、そういったテキストであれば
日本語訳も記載されていて良いと思います。
人によっては、日本語をなるべく介さないように
『日本語訳がないものがいい』という方もいると思います。
そんな方は、こちらのテキストを紹介しています。こちら
英語ができる方やストレスのかからない方であれば
日本語訳のないテキストでもいいと思います。
おススメのテキスト+『発音&四声』+『文法』
今回おススメで紹介した3冊は、フレーズ中心のテキストです。
フレーズ中心なので、平行して発音、四声、文法も学ぶ必要あります。
『発音』、『四声』の大切さは、この記事内でもお伝えしましたが
『文法』も大事です。
文法の知識があると覚えたフレーズを応用させたり、
フレーズを忘れてしまった時に、思い出す
手助けをしてくれる場合があります。
なので、基本的な文法は学んだ方がいいです。
基本的な文法を学ぶ上で、以下のサイトがおすすめです。
基本的な文法だけではなく、単語や表現も無料で学ぶ事ができます。
30課分の量が収録されていて、こんなに学べていいのかと
思うくらい内容が充実しています。
僕はこのサイトを何回も繰り返し利用して、
基本的な文法など学ぶ事ができました。
『500字說華語』に関しては、下記の記事でも詳しく紹介しています。
この記事のまとめ
いかがだったでしょうか?
初級者の方にオススメのテキストとテキストを
選ぶ際の基準についてご紹介しました。
少しでも自分に合ったテキスト選びの参考になったら嬉しいです。
・カタカナ表記のないもの
・ボポモフォ(bopomofo)の記載がある
・CDなどで音声が聴ける
・日本語訳の記載がある