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この記事では、台湾のアニメーション映画「幸福路(こうふくろ)のチー」

についてご紹介します。

 

日本でも2019年11月に公開されたので、ご存知の方も多いかもしれません。

 

その年に最も優れた海外アニメを選出する東京アニメアワード

フェスティバル2018でのグランプリを皮切りに以下のような

数々の賞を受賞した作品でもあります。

 

・東京アニメアワード フェスティバル2018

 長編コンペティション部門グランプリ

 

・第42回 アヌシー国際アニメーション映画祭

 オフィシャルセレクション

 

・第42回 オワタ国際アニメーション映画祭 審査員特別賞

 

・第25回 シュトゥットガルト 国際アニメーション映画祭

 長編コンペティショングランプリ

 

・第55回電影金馬奨 最優秀アニメーション映画賞

 

19年アカデミー賞長編アニメーションの候補にもエントリーされました。

 

奥さんと一緒にこの映画を見ましたが、奥さん号泣です。

開始数分で台湾の懐かしさで、すすり泣きする音が聞こえてきたので

「はや!」と驚きましたね。

その後も所々で泣き笑いと感情が行ったり来たり色々忙しかったです。笑

 

個人的にも色々考えさせられる見て良かったと思う映画でしたね。

 

アニメですが、小学生くらいの子だと所々楽しめるとは思いますが

理解するのが難しいと思います。

大人の方の方が共感できて、思う所も多いはずです。

 

そんな台湾アニメーション映画「幸福路のチー」について紹介します。

興味が少しでも出た方は、是非一度見てみてください。

映画のあらすじ

『幸福路のチー』日本語吹替版 ダイジェストです。

 

映画のあらすじはこんな感じです。

幼少期に台湾の新北市にある幸福路(こうふくろ)に引っ越してきて、

学生時代を過ごした主人公チー。

必死に勉強してアメリカで成功し、アメリカ人と結婚して

ニューヨークで暮らしていた。

 

そんなチーの元に台湾の祖母が亡くなったと連絡が届く。

久しぶりに台湾に帰ってきたチーはずいぶんと変わった故郷を見る。

子供の頃に過ごした幸福路で過ごした思い出とともに

自らの人生や家族の意味などを考えていく。

 

絵のタッチ的に明るい印象を受けます。

内容は「子供の頃に描いた夢」や「家族とは?」「人生とは?」といった

考えさせられるテーマでした。

 

この映画の宋欣穎(ソン・シンイン)監督は、制作にあたり、

高畑勲監督の『おもひでぽろぽろ』も参考にしているとの事です。

確かにどこか重なる部分がありました。

また、50~60%ほどは実体験で構成されているというのも面白いです。

 

映画の見どころ

アニメと言えば日本のイメージが強いです。

この作品は、台湾で制作された映画という点が

大きな見どころの一つだと思います。

 

作品の内容でいうと幸福路は台北市郊外に実在する街を

舞台に描いています。

本作の主人公チーは1975年生まれで、過去を回想していきます。

 

過去の回想の中で、台湾語が禁止の学校教育や学生運動、

陳水扁(ちん すいへん)元総統についてのデモだったり、

921の大地震といった台湾の歴史的な時代背景も垣間見れます。

 

台湾の歴史は、以下の記事でも書いてますので見てみてください。

台湾は日本と非常に大きな関りがあった国の一つです。

 

この映画は、今の30~40代の台湾の方で故郷を離れて生活している方は

特に共感できる部分も多いと感じましたね。

 

主人公のチーはアメリカへ行き、アメリカ人の旦那さんと国際結婚して

異国のアメリカで生活をしていました。

 

僕の奥さんも、故郷の台湾を離れて日本に住んでいるわけなので

かなり共感できる部分が多かったと思います。

その証拠に映画の視聴中に何回も号泣してました。

 

映画内では台湾の日常や風景など見れるので、

僕も「また台湾行きたいな」と強く思いましたね。

 

チー役の声優さんはあの映画の台湾女優だった

チー役は、桂綸鎂(グイ・ルンメイ)という女優さんがやっています。

 

名前を聞いた時は正直ピンとこなかったのですが、

台湾の青春映画で有名な藍色夏恋(あいいろなつこい)

ヒロインの女子高生役を演じていた方だったんです。

 

「あー、この人がやってるんだ」と驚きました。

台湾映画が好きな方であれば、ご存知の方も多いと思います。

2003年に日本でも公開されてます。

 

この作品ですね。

 

「幸福路のチー」のDVDだと日本語吹き替えに切り替えもできますが、

中国語でのオリジナルで一度視聴する事をお勧めします。

 

僕は日本語と中国語の両方の言語で視聴しました。

それぞれ細かい所で違いがあって面白かったです。

 

ガッチャマンの歌を歌うシーンがあるのですが、中国語では

中国語で歌われていたり、チーのアメリカ人の旦那さんとの会話は

日本語吹き替えだと日本語ですが、中国語だと英語でした。

 

細かい違いを見れて面白いですし、更に理解が深まって

2回目の視聴でも更に楽しむ事ができました。

 

無料視聴できるお勧め動画配信サービス

「幸福路のチー」を視聴できる配信サービスがいくつかあります。

 

お金を掛けずに見たい方であれば、U-NEXTがおすすめです。

※まだ登録していない方に限ります。

 

U-NEXTだと2021年1月現在だと550円分のポイント必要ですが

まだ登録していない方であれば、31日無料で登録した上に

2021年1月時点だと600ポイントもらえるので無料で見れるからです。

 

amazonのprime videoやdTVなどでも視聴はできますが、

400円~500円かかります。

もう少し時期たったら、各動画配信サービスで

無料で見れるようになるのではないかと思います。

 

下の「U-NEXT」のリンクをクリックして開いてもらって
「まずは31日間 無料トライアル」をクリックします。

名前や生年月日などの必要情報を入力して利用できます。
5分程で入力できると思います。

 

DVDを購入したい方は、amazonや楽天で日本語吹き替えのある

日本版を購入できます。



「幸福路のチー」のDVDの特典映像では、映画予告や

桂綸鎂(グイ・ルンメイ)さんのインタビューやが収録されています。

 

僕はDVDを購入しました。特典映像のインタビューを見たいという方や

手元に置いておきたい方は、購入してみてはいかがでしょうか。

 

この記事のまとめ

いかがだったでしょうか。

台湾アニメーション映画「幸福路のチー」を紹介しました。

 

故郷を離れて生活していたり、30代~40代くらいの方には

特にお勧めできる映画だと思います。

台湾の社会情勢や歴史を知りたいという方にもいいですね。

 

色々な見方のできる作品ですので、興味が出た方は

是非一度視聴してみてください。

 

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